主人公との相性

自分のメンタル状態によって、それに応じて楽しめるアニメや漫画が異なることがある。

 

自分語りをしてしまうと、「それに比べて自分は...」思考の反射神経だけは抜群に良いので、

頑張っている主人公と自分を次元すら飛び越えて比較してしまうのだ。

 

これから例を挙げるが、どれも最高に好きで、素晴らしい作品であり、優劣をつける意図はないことを前提に話を進めたい。

 

自分がなにも前進できていないな、と感じている時は、「ハイキュー」や「僕のヒーローアカデミア」など主人公や登場人物が努力を重ねて勝利を掴む系が受け付けなくなってしまう。

学園ものやスポ根ものに多い主人公だろう。

普段なら勇気をもらえるシーンでさえも、「デクくんはこんなに研究して実践しているのに、それに比べて自分は...」と苦しくなってしまう。

日向翔陽から、緑谷出久から、何かを学ばねばというモードになってしまうのだ。

 

また同時に、どんな精神状態でも物語を享受できるものもある。

それは簡単に言うと ” 人物が次々と死ぬ系 ” だ。バトルに重点を置いたものやデスゲームなど。

例えば、「進撃の巨人」「神様の言うとおり」

登場人物が抗えない死と隣り合わせで進む話はどんな時でも楽しんで鑑賞できる。というか、何も考えずに世界観に没頭できる。

もちろんこの世界の主人公達は全く努力していないと言いたいわけじゃない。エレン達は訓練兵としての厳しい日々も経験しているし、神様〜のデスゲーム参加者たちの回想にも努力描写はある。

(これ系の物語は命がけで  ”生きる”のを頑張っている  という考えもできるが)

他にも胸糞エンドが好きなので、バッドエンドの映画などもいつでも楽しめる。

 

逆に達成感の後や前向きな時には、努力と汗が輝く学園・スポ根作品が心に刺さる。

 

友人に一度話したことがあるのだが、普通逆じゃない?と言われた。自身も全くの同意見だ。

 

前述の「ハイキュー」「進撃の巨人」「神様の言うとおり」は漫画を持っているし、「ヒロアカ」はアニメ勢だが5期まで追い続けている作品だ。